たまには普通のゲームでも。
X8同様グラフィックは3Dになっているので結構綺麗。背景も凝ってる。
が、流石PSPというだけあって処理落ちが酷い。
スピーディなアクションを楽しむXシリーズとしては致命的な欠点といえる。
そしてPSP版ゆえなのかフィールドが若干狭くなっている。なのであまり自由なアクションが出来ない。
あとこれは個人的なものかもしれないけど、PSPなので操作が非常にし辛い。
チャージしながらダッシュジャンプしようとすると失敗する、ダッシュ壁蹴りができず事故死とか頻繁にある。
パーツ配置が変わったのでフットパーツ強制取得がなくなったのはやりこみゲーマーとしては嬉しいのかもしれない。
しかしアームパーツ強制取得は変わらず。SFC版とは違って普通のアームパーツではなくゼロ用アームパーツになっており威力が若干増している。
そのためΣステージ1にあったVAVA戦がΣステージ3に変更。ボス部屋入る前のイベントもカットされてしまっている。
Xモードクリア後にVAVAモードが遊べるのが最大の特徴。
難易度はHardでもかなり低め。ノーマルはやってないから知らない
基本的にステージ攻略はストームトルネード乱射で余裕で進める。武器エネルギーを落としやすくなった。
オクトパルドは豆鉄砲連射してるだけでミサイル無効化できる。弱点モーションがでかくなってる。
マンドリラーはSFCより弱い。氷解除中にも凍らせられるようになってしまった(SFC版ではダメージが入るだけで氷はしなかった)
クワンガーはスピーディ感がなくなった。弱点ダメージモーションがでかくなってる。
ペンギーゴは攻撃パターンが追加されて若干強くなった。
ナウマンダーはステージが恐ろしく狭くなった。攻撃パターンも追加されたがやはり弱い。
イーグリードも攻撃パターン追加+変更された。若干強くなってる
アルマージは相変わらずのガード性能。だが弱点で剥がせばSFC同様雑魚。
カメリーオはステージ天井の針が削除された。針落としも見切れるくらいになって明らかに弱体化。
Σステージ1は大幅な変更あり。ちょっとだけ難しくなってる。
ボスのあみだ蜘蛛は攻撃パターンは変わらず。ただ移動速度が遅く、一番下に来るときのモーションがわかりやすかったのでかなり倒しやすくなった。
Σステージ2も大幅な変更あり。難易度はそうでもない。顔のボスはステージが若干戦いやすくなってる。
Σステージ3も大幅変更あり。前述の通りVAVA戦がこちらに移動になっている。
ボスは攻撃速度や移動速度が遅くなって弱体化している。
ラストのΣステージは変わらず縦スクロール。
犬のボスは攻撃が見切れるのでかなり弱体化している。
Σ第一形態は攻撃パターン追加。それでもやっぱり弱い。
Xシリーズ屈指の強さを誇るΣ第二形態は著しい弱体化を見せた。手による理不尽な落雷攻撃が殆ど発生しない。
壁蹴りして左右どちらかの角から攻撃してれば余裕で倒せる。
VAVAモードではΣステージ3で終了。X+ゼロの2人を相手に戦う。
壁蹴りなども使えないため結構厄介なボス。それでも普通にやってればサブタンク1個くらいで勝てる。
最初にも書きましたが気になる点をいくつか
･処理落ちが酷い
･チャージに時間がかかる
･難易度が低い
･ボリューム不足(これはシリーズでは当たり前かも)
･「The day of Σ」が明らかにシナリオを無視している
という点。
処理落ちに関してはUMDの欠点なのでPSPで出てる時点で仕方ないのかもしれませんが。
チャージが明らかに時間かかるのはすごくイラッとする。
難易度が低い、ボリューム不足というのはXシリーズではいつものことかな…
で、一番どうしようもないのがクリア後に見れるムービーである「The day of Σ」に関して。
アニメーションムービーは恐ろしいほど綺麗で完成度は高いのだが、内容が明らかにかこの作品と食い違いを見せる。
その最たるはケイン博士の死。これではX2と3に登場しているケイン博士はいったい何なのかと。
そりゃここでケイン殺したらイレギュラーハンターX2とか出せませんよね。
まぁ個人的に初代Xの前話みたいなのはボンボン連載の漫画を信じているというところがありますが。
でもケインを殺す理由にはならない。
以上の点を踏まえて総評…特に点数をつけるつもりはありません。
まぁシナリオに関してはどうしようもないとしても、Xシリーズのゲームとしては及第点ではあるかと。
しかしSFC～X4までのクオリティを考えるとやはり微妙といわざるを得なくはあります。
PSPではこんなもんかな…と。そんな感じです。
ものすごく今更感のある作品ですが、十分楽しめると思います。
